2016年8月5日
  
                 沈黙と胎動の光景からのメッセージ
    

 今年は、チェルノブイリ原発事故から30年、福島第一原発事故から5年という節目の年です。写真家・中筋純さんの写真展「The Silent Views.流転 福島&チェルノブイリ」札幌開催に合わせて、生活クラブ運動グループで講演会を行い、貴重な写真や現地の様子について話していただきました。

  中筋さんは、2007年からチェルノブイリで、12年から福島で、同じ場所の変遷を撮り続けています。講演会では、「どちらも、事故当時の人々の暮らしの跡が残されたまま風化し続け、人がいなくなったところは、植物や動物の新たな命によってのみ込まれようとしている。チェルノブイリでは、当時の消防士の衣服から高い数値の放射能が計測されるなど、30年たっても事故は終わっていない。風景写真に魅かれて見に来た方に、原発事故を考えてもらいたいという強い思いがある」と話されました。写真展には福島在住の方がたくさん訪れ、故郷の風景に涙されるとのことです。チェルノブイリと福島の写真が上下に展示され、同じ道を辿ると訴えています。人が営んだ歴史や紡いだ記憶が一瞬にして止められるという現実をしっかり受け止めたいと感じました。

 


▲エルプラザにて、2016年8月5日


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