「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム 2017越前 報告

子どもの虐待防止
- 子どもの命を真ん中に置いた活動を -

「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウムは、子ども施策のあり方やまちづくりの展望を見出すために、自治体関係者と研究者・専門家・NPO等が連携・協力して2002年から毎年開催されています。16回目となる今年は「市民自治で創る子どもにやさしいまち」を全体テーマに開催されました。

福井県越前市文化センターにて(9月30日~10月1日)

第2分科会「子どもの虐待防止」では、子ども虐待の発生予防推進のため法定化された「子育て世代包括支援センター」設置に伴った、各自治体版ネウボラの取り組みについて、特に早期発見の最前線である母子保健機関からの報告がありました。自分たちの住んでいる地域らしさや主体性を大切にしながら親を育てていくこと、それは、子どもの命を真ん中に置いて、「両親が子どもを養育する力が発揮できるように支援すること」です。行政と民間が協働することで、総合的な支援につなげることができます。ネウボラという言葉だけが一人歩きしていますが、「子どもの権利」という視点から実践できるように研鑽していきたいです。

子ども・教育プロジェクト 豊田 直美