市民集会報告 丘珠空港問題を考える 滑走路延長・増便は いらない!

2018年2月、北海道と札幌市は「丘珠空港の利活用に関する検討会議報告書」を公表しました。また、民間航空会社が丘珠-静岡間の定期便に加え、8月の同区間の増便及び丘珠-松本間の新設を打ち出したことは、住民軽視と言わざるを得ません。滑走路延長やジェット化、増便につながらないよう市民団体とともに集会を開催し課題を共有しました。

市民ネットワーク北海道は、市民とともに1996年、丘珠空港ジェット化を阻止し、空港周辺の住環境を守る活動を続けています。
「報告書」は、丘珠空港利活用に関する議論を行うための説明資料とし、今後の方針や計画を策定するものではないとしていますが、滑走路延長や運用時間延長などが盛り込まれ、方向性が示されていることは問題です。また、丘珠空港は防衛省との共用空港であることから、滑走路延長による軍事利用の拡大が強く懸念されます。  今後、札幌市は、利活用に関する報告書の住民説明会等を開催するとしています。住民の生命と安全、環境を守るため、積極的に参加し市民意見を出していきましょう。

丘珠空港問題プロジェクト 山田 澄子

4月14日、丘珠まちづくりセンターにて