講演会 報告 「科学者とシェフが語る遺伝子組み換え食品と農薬の危険性」

重金属や化学物質などの毒性検査での長期試験の必要性を訴えるなど、毒性学を研究してきた分子生物学者であるジル=エリック・セラリーニ教授(フランス カーン大学)と教授の実験に協力してきたジェローム・ドゥーズレさんが来日。GM食品と除草剤ラウンドアップの危険性について共有しました。

セラーリーニ教授は、除草剤ラウンドアップの主成分であるグリホサートではなく、添加されている界面活性剤POEA(非イオン系界面活性剤ポリオキシエチレン獣脂アミン)に含まれる様々な重金属や石油由来の不純物に草を枯らす強い毒性があることを実験で確認。また、2年間にわたりラットに遺伝子組み換え食品もしくはラウンドアップ入りの餌を与えた実験ではマウスに腫瘍を確認したが、遺伝子組み換えもラウンドアップも入らない餌を与えたマウスには腫瘍ができませんでした。2年はラットの一生に相当し、これは長期摂取の観点からみた貴重なデータです。研究発表後、多国籍企業やそれに連なる研究者たちが実験内容にとどまらず、教授個人を激しく攻撃しました。
大資本の力に対抗し食の安全を求めていくには、より多くの市民が声をあげることが重要です。今後、日本でもラウンドアップを含めたグリホサート系の除草剤の毒性を調査し、規制すべきです。

(写真:講師のセラリー二教授とともに。1031日、東京ウイメンズプラザにて)