「香害」被害でアレルギー増加 〜子どもの免疫を脅かす有害化学物質イソシアネート〜

香料によって健康被害を訴える人が増えています。柔軟剤等は香りを長持ちさせるため有害化学物質であるイソシアネートを揮発するマイクロカプセルが使われています。服をこすったりするとカプセルが壊れて香料が飛び散ります。イソシアネートの影響と対策、特に子どもの発達への影響について角田和彦さん(かくたこども&アレルギークリニック院長 宮城県多賀城市)を講師に生活クラブ運動グループで学習会を開催しました。

角田さんは「人工香料は知覚神経を刺激し、過敏でない人には和らいだ気分を作り出すが、過敏な人では神経系が過剰に反応し、頭痛、吐き気などの化学物質過敏症症状やアレルギーの誘発、気管支ぜんそくの悪化などを引き起こす。小児では神経系の発達への影響、味覚や臭覚の発達異常を起こす可能性がある。世界では、香料の成分を開示する企業が続々現れているが、日本には全くない。」「イソシアネートは、ポリウレタンとして身の回りの様々なものに使用されている猛毒化学物質。柔軟仕上げ剤のキャップ1杯にイソシアネート・マイクロカプセルが約1億個あり、洗濯物を干すと周囲に多量に飛散し、乾燥後は繊維に固着し周囲に飛散、香料を放出後も洗ってもとれない。殺虫剤、除草剤、農薬など化学物質や薬剤を極力避け、きれいな空気と水と土そして体に合った食べ物が重要」と話されました。
生活クラブ運動グループは、国に対し香料の成分表示をすすめるための法改正などを求めるとともに、自治体に香料自粛の啓発を求めてきました。今後も活動を継続していきます。
(写真:多数の参加があり、化学物質過敏症の方も多く、窓を開け、換気をしながら行いました。11月10日、札幌エルプラザにて)