地域から平和をつくる  不戦の日! 8.15北海道集会 報告

自民党憲法改正案の検証
~ 9条改憲、緊急事態条項創設を中心に ~

ウクライナへの軍事侵略というロシアによる暴挙は、第二次世界大戦後、平和と安定の基盤となった国際秩序を揺るがすものであり、決して許されるものではありません。日本は、核シェアリングや軍備増強など「自衛」を口実に先制攻撃が可能な国に突き進もうとしています。敗戦から学び、「戦争をしない」と誓った憲法9条を守り、活かすべきことを再確認するため伊藤真さん(伊藤塾塾長、弁護士)を講師に市民団体とともに集会を開催しました。

講師の伊藤さんは、集団的自衛権の行使容認に反対する憲法学者等とともに「国民安保法制懇」を立ち上げ、参議院の特別委員会で参考人として意見陳述するなど、憲法価値の実現と立憲主義の回復のため積極的に取り組まれています。
伊藤さんは「憲法は、国家権力を制限して国民の権利と自由を守る法であり、政府に戦争させないことも目的とした点に日本の立憲主義の特徴がある。2014年7月の閣議決定により、集団的自衛権の行使を許容したことは明白な憲法違反である。また、敵基地攻撃能力論は日米軍事一体化を具体的に進めるものであり、専守防衛から完全に逸脱し憲法9条違反である。自民党改憲案は、『国防』の名目で個人よりも国家を優先する国とするものであり、自衛隊を9条に規定し『必要な自衛の措置』が無限大に拡大解釈される危険性がある。人を殺し、人が殺されるという戦争では何も解決しない。現実と理想は異なるが、憲法の理想に現実を近づけること、憲法を知ってしまった市民が主体的に行動することが大事である」と語られました。憲法を改悪させず、平和を守るため、引き続き声をあげていきましょう。

講師の伊藤真さん
集会で司会を担当(8月15日、自治労会館にて)