「こんなまちに暮らしたい」集会 PART2 報告
~ 代理人を北海道議会へ ~
...市民ネットワーク北海道は自治体議会に議員を送り出す「代理人運動」を実践しています。2023年北海道議選に向け、政令市である札幌市や道内179市町村と北海道との関係性や北海道の役割等を確認し、道政の課題を明らかにすることが重要です。集会では、講師に伊東和紀さん(元道庁職員)、佐野法充さん(元道議会議員)、コーディネーターに神原勝さん(北海道大学名誉教授)を迎え、「道政の仕事」や「道議会の役割」などを通し、代理人を道議会に送り出す意義を共有しました。
...伊東さんは、地方交付税や補助金制度により市町村が国と直接つながり「道庁スルー」になっていることや、人口減少・脱炭素・ジェンダーギャップ等の課題について北海道の現状と今後の可能性について話されました。佐野さんは、札幌選出の道議の役割は、公共事業等により膨らんだ道債残高を減らす議論をすすめ、道が目指すべき地域社会を示すことだと指摘されました。神原さんは、SDGsの2030年目標と市民ネットの取り組みが重なっていることから、市民ネットによる北海道版SDGsを政策として発信すること、また、2002年の北海道行政基本条例の施行後、停滞している道政改革をすすめるため、北海道自治基本条例の制定を提案されました。道議会に代理人を送り出し、市民参加と情報公開を基本とした道政を実現するため、ともに力を合わせていきましょう。