「モリカケ問題よりも議論すべき重要なものがある」は本当? - 憲法から考える公文書問題 -

公文書管理法(2011年施行)において、公文書とは「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」「主権者である国民が主体的に利用し得るもの」等、国民のためにあることが定められています。榎澤幸広さん(名古屋学院大学准教授)は、「モリカケ問題や自衛隊日報問題における改ざん、隠ぺい、廃棄等の公文書問題は、憲法の基本原理や立憲主義型憲法の破壊ではないのか。モリカケ問題こそが真っ先に解決しなければならない問題。敗戦直前に公文書の非常焼却が実施され、国民は史実を知る権利を奪われた。安倍首相が、公文書問題を否定することは、国民主権、人権、平和主義の否定に他ならない」と話されました。
安倍政権は戦争する国づくりをすすめており、集会では、改めて不戦の誓いを共有しました。地域から平和をつくる活動をすすめていきます。

  講師の榎沢幸広さん

鶴谷さとみが司会を担当しました。(8月15日、自治労会館にて)