たすけあいの日フォーラム報告

「地域で安心して暮らし続けるために」
~ お互いさまのたすけあい・助けてと言える地域づくり ~

10月15日のたすけあいの日にちなみ、第3回たすけあいの日フォーラムを生活クラブ運動グループで開催しました。年々、参加者が増え、今回は会場参加が41名、オンライン参加が41名となりました。たすけあいによって地域とつながり、いきいきと活動されているお話を聞きました。

第1部では、奥田龍人さん(NPO法人シーズネット札幌代表理事)が「豊かな地域社会は、役割づくりと居場所づくり」と題し、基調講演を行いました。仲間がいる、居場所がある、役割があることが重要で、様々なサポートを活用しながら当事者が互いに助け合う関係を築くことが認知症予防、介護予防になると話されました。
第2部では、中村則夫さん(NPO法人たすけ愛ふくろう清田代表)と友納直子さん(NPO法人たすけあいワーカーズそよ風)から事例報告がありました。退職後に高齢者や子どもの支援ボランティアに関わったきっかけや、地域の活動が経済的、精神的、社会的な自立につながり、今も多くの学びがあり楽しいということを伺いました。最後に加藤智恵さん(NPO法人北海道子育て支援ワーカーズ代表理事)が札幌市の子育てファミリーサポートセンター事業について、今の子育て事情とシニアのケア者が活躍している現状を報告しました。
代理人の米倉みな子さんは「高齢者への優しい声掛けが地域のつながりとお互いさまのたすけあいを生みます。社会参加を持続可能にするためには、NPOや市民事業へのさらなる支援の拡充が必要です」と述べました。

福祉プロジェクト 久守 陽子

奥田 龍人さん

講師の奥田龍人さん

中村則夫さん

友納直子さん

加藤智恵さん

集会の感想と今後の政策提案につなげていくことを述べる代理人の米倉みな子(札幌市議会議員)