女性の政治参画をすすめよう!

市民ネットワークは「生活者の視点で政治を変えよう」と1991年以来、市民の声の代弁者として、北海道や札幌市及び近隣自治体に24人の女性議員を議会へ送り出してきました。代理人運動を次代につなぐため、馬場香織さん(北道大学大学院法学研究科准教授)を講師に学習会を開催しました。

「日本における女性の政治参画の現状・課題と北海道」と題し、馬場先生に講演いただきました。先の統一地方選挙における女性候補者と当選の状況(全国・北海道内市町村)は、北海道、札幌市、一般市は全国平均を上回った一方で、町村では全国平均を下回り、道内の「女性ゼロ」議会は46議会(179市町村中)もあります。また、女性の政治参画が進んだ背景として、1980年から2020年の夫婦子ども世帯が42.1%→25%、3世代等世帯19.9%→7.7%、単独世帯19.8%→38%、ひとり親世帯5.7%→9%という変化(総務省 国勢調査より)を挙げ、「社会に存在する『まだ代表されていない利害』の政治的代表(女性)を増やすため、制度改革をはじめ、人材育成、立候補支援等の施策が必要」と話されました。
生活する上で感じる身近な問題を多くの人たちと共有する機会をつくり、その解決や実現に向け、代理人運動をすすめていきます。

代理人 鶴谷 さとみ(北広島市議会議員)

講師の馬場香織さん
(2月8日、かでる2.7にて)