代理人 視察報告 7月8日~10日
…市民政策に関する先進事例を学ぶため、京都府、京都市、亀岡市を視察し、福祉、環境、オーガニック給食などについて情報収集しました。
7月8日 京都府
….2024年、改正精神保健福祉法が施行され、障がいのある方が住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができるための支援の充実が求められています。京都府では、メリデン版訪問家族支援のための職員研修などを行い、精神障がいのある方の地域生活支援に取り組んでいます。京都府庁の障がい福祉課を訪問し、自治体事業の貴重な事例を学びました。
…日本では精神障がいのある方の長期入院が多く、地域生活への移行が課題となっています。メリデン版訪問家族支援は1990年代にイギリスで始まり、専門職が家庭を訪問し、精神障がいのある方と家族との情報共有や面接を通しコミュニケーションを円滑にするなど本人と家族を丸ごと支援するプログラムです。京都府では精神障がいのある方への支援強化の提案が、自主的な庁内ベンチャー事業として政策化され、府職員が大学の専門家とともにイギリスで調査し、2018年度から事業化しました。現在、相談支援員は8名おり、これまで16家族の支援を実施したとのことです。
…北海道では22年4月、北海道ケアラー支援条例を施行し、道民全体が一体となってケアラー(家族など援助する人)を支える地域づくりを推進するとしています。本人と家族を丸ごと支える取り組みの拡充を目指し、今後提案などを行っていきます。
代理人 石川 さわ子(北海道議)

7月8日、京都府庁にて