「琉球弧を戦場にするな」上映会 報告

地域から平和をつくる

「日本を戦場にしないために私たちにできること」

ドキュメンタリー映画「琉球弧を戦場にするな」上映会と影山あさ子監督講演会を開催しました。沖縄本島では名護市辺野古の海を埋め立て、米軍の普天間基地を移す工事が進んでいます。また、九州の南から台湾に至る弓なりに連なる琉球弧(りゅうきゅうこ)の島々では自衛隊基地が次々と建設されています。止まらない日米の軍事的一体化を再認識した会となりました。

映画では、一般市民がミサイル攻撃を想定した避難訓練をしていました。サイレンの音で机の下に身をひそめる人、防空頭巾姿で親にしがみつく不安げな子どもたちの様子に胸が痛みました。
宮古島では弾薬庫を造らないとしていたにもかかわらず造られていたことが判明。与那国島ではサンゴ礁を削って港湾基地が造られようとしていますが、メディア報道がないため広く国民に知られていません。有事の際に住民は島外避難をする計画となっていますが、与那国町長が「各自で何とか生き延びてくれ」と語ったのは衝撃的でした。大切な家や畑、牛たちを残して脱出したとしても安住の地などあるのでしょうか。基地があればそこが標的となり、周囲の住民も犠牲になるのは明らかです。
...講演会では影山監督が「戦争を止めるのは今しかない。市民一人ひとりの本気の意思と行動が未来を救う希望。皆さん自身が“伝える人”になって下さい」と語りました。
武力で平和をつくることはできません。軍備拡張に反対の声をあげていきましょう。

※今後、各地域ネットでもDVD上映会を企画する予定です。ぜひ、ご覧ください。

代理人 米倉 みな子(札幌市議会議員)

影山あさ子監督が講演。40名が参加。(7月21日、札幌市教育文化会館にて)

影山あさ子監督

司会の米倉みな子