「地域で安心して暮らし続けるために」
~居場所でつながる地域社会~
…毎年、10月15日のたすけあいの日にちなみ、「たすけあいの日フォーラム」を生活クラブ運動グループで開催しています。第1部では、居場所・拠点づくりをテーマに香丸眞理子さん(労働者協同組合ACT・人とまちづくり理事長)に講演いただき、第2部は、生活クラブの4つの拠点から実例報告があり、有意義な時間となりました。
…ACT(アビリティクラブたすけあい)は、自身が住む地域に必要なサービスを考え、事業化しています。生活クラブ東京とACTの協働構想として2011年からワーカーズ・まちの縁がわが、居場所・相談・ほっとサービスの機能を持つ地域の小さな拠点「まちのほっとスペース」の運営を始めました。高齢になったワーカーがスキルを活かす場所として働く場所にもなっています。香丸さんは「常設の拠点を運営するには、収益性、世代交代、居場所機能の活用、他団体及び行政との連携などの課題もあり、補助金だけに頼ると制限があるので自主事業の開発をすることが重要である」と話されました。
…実例報告では、「うたりんご」(豊平区)小松真理さん、「まんまる」(岩見沢)伊藤弘子さん、「たね」(手稲区)舘岡正子さん、「まるーむ」(中央区)片桐葉子さんからの報告がありました。それぞれの設立までの苦労や現状、今後の展望などの報告を聞き、参加者も元気をもらいました。
…代理人の米倉みな子さんは、まとめとして、それぞれの拠点に訪問した時の印象や地域が必要とする福祉は多様であること、市民の社会参加を持続可能にするための政策づくりをともにすすめていきましょうと述べました。
福祉プロジェクト 久守 陽子

講師の香丸眞理子さん(リモート参加)

「うたりんご」(豊平区)小松真理さん

「まんまる」(岩見沢)伊藤弘子さん

「たね」(手稲区)舘岡正子さん

「まるーむ」(中央区)片桐葉子さん

まとめを述べる代理人 米倉みな子(札幌市議会議員)10月11日、札幌エルプラザにて