誰もが、いろいろな未来と出会える学校づくりを

北海道議会 文教委員会 視察報告 7月6日~8日

少子化がすすむ一方、北海道内での学校教育は、地域の特色を活かし、豊かな子どもの育ちに資するのでなくてはなりません。「小6の壁」や「探究学習」「道立高校の存続」など多様な課題を抱えている中、先進的な学校運営等を行っている日高・胆振管内の小・中・高校等の取り組みを視察しました。

平取町立二風谷小学校は、総合的な学習の時間にアイヌ語学習などアイヌ文化に関わる学習を行っています。
様似町立様似中学校では2017年から施設分離型の小中一貫型教育を実施し、小学6年生が年に20回程度中学校に登校するなど、小・中学校で共通した視点で授業改善を推進しています。
安平町立早来学園は胆振・東部地震をきっかけに、早来地区の3小学校と1中学校を統合した義務教育一貫校として2023年に開設されました。設計段階から児童生徒や地域住民の意見を取り入れ、学校とコミュニティセンターの二つの機能を両立させています。学校の中心にある図書館は住民も利用でき、子どもたちの社会への興味や住民同士の交流のきっかけづくりの場となっています。また、小学校低学年は職員室に近く、中1に当たる7年生は6年生の隣と、子どもの成長に合わせた教室配置が工夫されています。安平町では2026年4月から、子どもの権利条約に則り「休む権利」を具現化するため、欠席にならずに年間最大5日間学校を休むことができる「子ども休暇制度」を始めています。
静内農業高校の生産科学科・馬事コースは、サラブレットの出産、育成、せりなど軽種馬生産の一連の流れを学ぶことができる全国唯一のコースで、JRA日高育成牧場から指導助言を受けています。
こうした先進的な教育事例を道内の各学校が共有し、それぞれの地域の特徴を活かして子どもたちが学び、成長し、将来の選択肢が拡がるよう今後の取り組みを応援していきます。

代理人 石川 さわ子(北海道議会議員)

静内農業高校で飼養している雄馬「ポーカーフェイス」と触れ合いました。(7月7日)