子どもたちが安心して過ごし、学べる環境づくりを – 有害化学物質から子どもたちを守ろう!-

札幌市教育委員会は、学校等において有害化学物質による子どもたちへの健康被害を防ぐため、教室の換気方法等をまとめた「幼稚園・学校におけるシックハウス対策マニュアル」を2007年に策定しました。10年が経過したことから、マニュアルに基づいた対策が行われているか検証するためアンケートを実施しました。

札幌の市立10幼稚園・314校(小・中・高・特別支援学校)にアンケートを実施し、6園・67校(23%)から回答を得ました。マニュアルでは、「休日後や長期休業明けの教室等は、揮発性有機化合物等の濃度が高くなっていることがあるので、使用開始前に必ず十分な換気を行うこと」と定めていますが、実施しているとの回答は10校のみでした。また、1園・16校が、ワックス塗布時に安全データシート(SDS)で成分を確認していませんでした。
化学物質に対する意識、知識、対策に関しては、学校によってかなりの差があることが以前から指摘されていますが、シックスクールを引き起こす危険性は過敏な子どもに限らず誰にでもあります。今後も、マニュアルに基づいた対応がしっかり行われるよう求めていきます。

代理人 石川 佐和子(札幌市)

化学物質に対する意識、知識、対策に関しては、学校によってかなりの差があることが以前から指摘されていますが、シックスクールを引き起こ