学校や家庭、社会の中で、子どもたちが安心して学び、暮らすことができるように、子どもたちのおかれている現状を学ぶため、内田良子さん(心理カウンセラー、「子ども相談室・モモの部屋」アドバイザー)を講師に学習会を行いました。
内田さんは「不登校になっている子どもの多くは、学校でのいじめや先生の不適切な指導、部活の過労などで、心身ともに傷ついて疲弊し、休養を必要としている。子どもたちに必要なのは、いかなる条件も付けられずに安心して学校を休める保障と被害の救済及び回復への十分な時間です。また、不登校は身体の不調を訴える事が多いため、スクールソーシャルワーカー等から病院の受診を勧められ、抗うつ剤が当たり前のように処方されることは問題です」と話されました。不登校を問題視、特別視するのではなく、すべての子どもが安心して休むことができる社会にすることが大事であると感じました。
子ども・教育プロジェクト 奥田 恭子