2年に1度の全国市民政治ネットワーク交流集会が東京で開催されました。講演会をはじめ、スタディツアーや各ネットの調査活動報告、組織活動の課題解決に向け、情報を共有しました。
「社会保障と財政」をテーマに、講師の藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表)から、「貧困社会を終わらせるために政治と社会運動の連帯の時代」と題し、増え続ける非正規や派遣労働者、働いても苦しいひとり親家庭、生活保護基準相当で暮らす人々など、日本の貧困の現状について報告がありました。井出英策さん(慶應義塾大学経済学部教授)からは、「頼りあえる社会へ~自由と可能性をすべての人に~」と題し、消費税増税により医療、教育、介護などの自己負担を軽減すること、住宅手当を創設することで格差を是正する政治への転換が提言されました。