子どもたちのために、「石狩市子どもの権利条例」の早期制定を求めて!

生活クラブ運動グループとして8月24日に子どもの権利条例制定を求める陳情書を議長に提出し、意見交換。9月11日に会派を回り説明し、9月14日、厚生常任委員会で趣旨説明を行い質疑応答。その後の委員会の質疑では、市から「4つの基本の権利に沿って子ども政策を執行している、条例制定には子どもの権利条約についての市民周知が不足していることなどから時期尚早」との考えが示されました。また、一部の議員から、日本が批准している子どもの権利条約の「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」は良いが「参加する権利」について、子どもに意見表明権や意思決定権を与えることは慎重にすべきとなどの発言がありました。委員長を含め7人の議員の内、継続審議4名、採択3名となり、12月定例議会で議決することを条件に継続審議となりました。質疑の中で市は「現政策と陳情内容は齟齬していない」と答弁し、各議員から「今の子どもを取り巻く環境について強く危惧している」との発言もありました。
住み続けたい石狩市となることをめざし、政策の持続性と子どもたちがより一層安心して暮らし育つことを保障するためには「子どもの権利条例」制定が不可欠です。

市民ネットいしかり 大森 由紀子

厚生常任委員会で趣旨説明を行う山﨑栄子さん。(9月14日)