STOP再稼働! さようなら原発北海道集会 報告 次の事故がおきたなら 私たちの居場所は無い

胆振東部地震では全道ブラックアウトが生じ、2011年5月から停止している泊原発は9時間半外部電源を全て喪失し、福島同様の事故になりかねませんでした。集会のはじめに、小野有五さん(北海道大学名誉教授)が、北海道の電力を分散させ増強するための、北本連携送電ケーブルの増設、再生可能エネルギーのための送電網の開放、LNG発電所の早期建設を求める緊急署名の呼びかけを行いました。

集会では、鎌田慧さん(ルポライター)が「原発と沖縄基地問題から日本の民主主義を考える」と題し、「原発再稼働や辺野古新基地建設を強行する安倍政権は民主主義を踏みにじっている。世論の力が弱いと社会を変えていけない。信念を持って運動を継続していこう」と訴えました。米軍基地反対運動で不当逮捕、拘留された山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)は、「沖縄!継承される反戦・平和の心」と題し「知事選は、玉城デニーさんが勝利しましたが、闘いはこれからです。心をひとつに運動を広げましょう」と話されました。また、西尾正道さん(北海道がんセンター名誉院長)は「道内では、泊原発周辺でのがん患者数が最多である」と指摘されました。集会後の11、12日、泊原発再稼働に向けて、原子力規制委員会が原発敷地内にある断層の評価のための現地調査を行っており、今後も一層の注視が必要です。
翌日に予定されていた集会とデモパレードは、台風のため中止となりました。

運営委員 佐藤 典子

鎌田 慧さん

山城 博治さん

10月6日、自治労会館にて