北海道を核のゴミ捨て場にしない!「文献調査」寿都応募・神恵内受け入れの撤回、幌延深地層研究の中止を

高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場選定に向けた「文献調査」(以下「調査」)について、8月13日、寿都町による応募検討が明らかになり、9月11日には、神恵内村においても応募の動きが報道されました。市民ネットワーク北海道は、他団体とともに「調査」応募を行わないことと幌延深地層研究の中止を求める緊急署名活動を展開。多くの道民が反対の声をあげ、10月6日、道内はもとより全国から寄せられた署名(1次集約分)を鈴木直道北海道知事に提出しました。

片岡春雄寿都町長は、「調査」応募への是非を問う住民投票の実施等を求める町民の声を全く無視し、10月9日、「肌感覚で過半数が賛成している」として応募を断行。また、高橋昌幸神恵内村長が、村議会での「調査」への応募検討を求める請願採択を受け、9日、国からの「調査」申し入れを受諾という一連の流れは結論ありきであり、決して認めるわけにはいきません。「核のゴミは受け入れがたい」とする北海道条例を遵守し、「調査」応募・受け入れは即時撤回すべきです。鈴木知事が「概要調査に反対する」としていることに対し、梶山弘志経産大臣は「知事が概要調査地区の選定に反対であれば、処分地選定プロセスから外れる」と北海道に回答していますが、「対象地域から除外され白紙に戻る」とする法的な根拠が示されていないことは重大な問題です。
10万年もの管理が必要とされる核のゴミは、処分方法が確立されるまで、人の目の届くところでの暫定保管と全ての原発を止めて総量管理することを柱とする原子力政策の再構築が不可欠です。核も原発もない自然豊かな北海道を子どもたちに引き継ぐため、また、寿都、神恵内、幌延をはじめ北海道を核のゴミ捨て場にしないため、引き続き多くの市民と連帯し、粘り強く声をあげていきましょう。

全国から署名にご協力いただきありがとうございます。引き続き署名にご協力お願いします。(最終集約10月31日)

北海道を核のゴミ捨て場にしないことを強く求める署名

10月6日、北海道庁にて

30,635筆の署名