さようなら原発北海道集会報告 再生可能エネルギー100%の未来へ

さようなら原発北海道集会報告 3月11日

東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故から11年。再生可能エネルギー普及のために作られた「固定価格買取制度(FIT)」により、特に太陽光発電の利用が進み、再生可能エネルギーでの発電量は全電力の2割を占めるまでになりました。集会では「再生可能エネルギー100%で地域を豊かにする」と題し、山下英俊さん(一橋大学大学院経済学研究科准教授)が講演しました。

山下さんは「再生可能エネルギーについて、東北や北海道など、太陽光発電の稼働ピーク時にはエリア内での電力需要を満たす地域が出てきている。太陽光発電の発電コストは、すでに高いとは言えない」と現状を報告。一方、「7割を超える自治体が再生可能エネルギーを巡る住民トラブルを経験しており、これは、地域外の事業者が再生可能エネルギーに投資をして利益を得ること等への反発である。地域が本当の意味で再生可能エネルギーの価値を享受するためには、地域によって事業の所有・議決権・利益の分配が行われ、地域全体に利益をもたらす『コミュニティ・パワー』への転換が必要」と話されました。
脱原発・再生可能な自然エネルギー社会の実現に向け、地域から活動を続けましょう。

代理人 佐々木 百合香(北広島市議会議員)