北海道を核のゴミ捨て場にさせない! いま、私たちができること

核ゴミ学習会報告

寿都町と神恵内村で、「核のゴミ」の最終処分につながる文献調査が始まり2年。私たちは、「核のゴミ」を北海道に持ち込ませないために、「核のゴミ」の処分に関する様々な問題について積極的に発言している高野聡さん(原子力情報資料室、経産省の原子力小委員会放射性廃棄物ワーキンググループ委員)を講師に学習会に参加しました。

高野さんは、国・NUMO・電力会社の合同チームが、個別に首長を訪問したり、自治体と協議の場を持つなど、核ゴミ受け入れに関心を持つ自治体を掘り起こす動きを説明。「地域の一部の有力者に応募を促す手法は、地方自治の精神を歪めるものです。意思決定のプロセスから取り残された大多数の住民に疎外感を残し、地域の分断を招いています。地域を分断しながら進んでいる文献調査のあり方は、もはや人権問題である。北海道は独自に文献調査を検証する必要がある」と指摘しました。
概要調査に進ませないため、北海道条例を遵守し、「概要調査地区選定に反対」し、「北海道を核のゴミ捨て場にしない」ことを表明するよう北海道知事に粘り強く求めていきましょう。

代理人 佐々木 ゆりか(北広島市議会議員)

講師の高野聡さん

8月20日、カナモトホールにて