11.23幌延デー北海道集会 報告 北海道への核持ち込みは許さない!

コロナ禍で4年ぶりの「幌延デー全道集会」が現地で開催されました。地元をはじめ道内外から参加した市民団体や労働団体のメンバー約500人とともに、北海道を核のゴミ捨て場にさせないため力を結集し活動をすすめていくことを確認しました。また、デモ行進をしながら、深地層研究施設の即時閉鎖などを求め声をあげました。

2023年2月、研究主体の日本原子力研究開発機構は「幌延国際共同プロジェクト」を打ち出し、イギリス等の研究機関参加を決定。また4月には、放射性廃棄物最終処分の実施主体である原子力発電環境整備機構(NUMO)の参加を決定。これは「三者協定」違反に他ならず納得できるものではありません。さらに、9月、深地層計画の施設解体や埋め戻し日程を何ら示さないまま、東立坑で地下500m坑道掘削を開始。さらなる期間延長など、なし崩し的に事業が継続されることが強く危惧されます。一方、寿都・神恵内では、NUMOによる文献調査報告が来年公表されることが報道されています。地震が頻発し地下水の豊富な日本国内には、危険な「核のゴミ」の地層処分の適地はどこにもありません。
核も原発もない社会を、自然豊かな大地を子どもたちに引き継ぐため、今後も多くの市民と連帯し、「核のゴミ」を持ち込ませない運動を粘り強くすすめていきましょう。

共同代表 佐藤 典子

11月23日、幌延共進会場にて

デモ行進