今こそ学び、生かそう!子どもの権利

第31回 子どもの権利条約フォーラム2023 inとよた 報告    11月25・26日

日本が子どもの権利条約を批准して30年。世界中の子どもをとりまく現実は、まだまだ厳しい状況です。日本でも、2022年の不登校・登校拒否の子どもの数は過去最多を更新、子どもの自殺率も高いままです。フォーラムでは、各地の取り組みや子どもたちからの発信を参加者と共有しました。

全体会の基調講演で、大谷美紀子さん(国連子どもの権利委員会委員)は「子どもの権利に『権利があるなら義務もあるはず』という反応もあるが、最も基本的なことはすべての人に平等に人権があり、尊厳をもって扱われなければならないということ」と語りました。また、「全国の子どもたちの声を聴こう」では、子どもの権利条約を生徒手帳に載せたいと行動した中学生の話をはじめ、意見をのびのびと発表する子どもたちの姿に胸が熱くなりました。
翌日の分科会では児童館が不登校の子どもたちの居場所となるよう手探りで行ってきた取り組みを学びました。
子どもの権利を知り、守り、生かしていくことがおとなの役割です。格差や貧困など、おとな社会のひずみから子どもの権利が守られる社会をめざし、活動していきましょう。今後、報告会を開催する予定です。

代理人 佐々木 ゆりか(北広島市議会議員)

代理人4名と子ども・教育プロジェクトの星野ゆかりさん(石狩市子どもの権利に関する条例検討委員)が参加。(豊田市コンサートホールにて)