38年目の4.26チェルノブイリデー市民集会 報告

いらない原発!変えようエネルギー政策
~許さない原発再稼働! くり返すなチェルノブイリ・福島!~

チェルノブイリ原発事故から38年。本年1月1日に発生した能登半島地震では、マグニチュード7.6の揺れを観測し、道路が寸断され避難経路も確保できないことが露呈しました。被害の大きかった珠洲市では、28年に及ぶ住民の反対運動で原発建設を阻止しましたが、もし原発が稼働していたら、放射能汚染被害で深刻な事態となっていたことが想定されます。集会では、北海道を核のゴミ捨て場にさせないための活動が報告され、泊原発再稼働反対の思いを新たにしました。

三木信香さん(子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会)は「賛成派と反対派で町が分断されてしまった。それでも活動をやめない」と話されました。山路弦太さんと森次敬一さん(核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会共同代表)は、幌延深地層研究の再延長を懸念するとともに「核のゴミは受け入れがたいとする北海道条例を遵守し、寿都町や神恵内村も核のゴミ最終処分場にしてはならない」と訴えました。佐藤英行さん(後志・原発とエネルギーを考える会)は泊原発の状況について「防潮堤の工事が開始されたが、自然の驚異の前では無力であり、再稼働はありえない」と話されました。福島からの避難者報告で鈴木哉美さん(「避難の権利」を求める全国避難者の会役員)は「年月が経てば新たな課題が生まれる」と避難者の終わらない苦しみを語りました。
地震大国日本に原発適地も核のゴミ最終処分場適地もありません。「原発NO!」と粘り強く声を上げていきましょう。

代理人 米倉 みな子(札幌市議会議員)

集会でアピール文を読み上げる米倉みな子

集会後、北電前までデモパレードを行いました。

4月26日、大通公園西6丁目広場にて