人口減少社会、噴出する課題解決のカギは自治意識にあり!

視察報告 5月13~15日

人口減少や人手不足を背景に、公共交通の減便をはじめとする移動の困難さや学校の統廃合などが加速しています。これらの課題について先進地である徳島県上勝町で交通、ごみ施策、高知県高知市で義務教育学校の取り組みとパーキング・パーミット(思いやり駐車場)制度を視察しました。

上勝町「有償ボランティアタクシー事業」では町民が自分の車で送迎。乗車体験し、利用状況などを確認。「ゼロ・ウェイストの取り組み」では13種類45分別により、リサイクル率80%(札幌市24.8% 北広島市24%)を実現。分別と生ごみの自家処理により、集積場にごみの臭いがしないことにも驚きました。
高知市の山間部にある「土佐山学舎」では、校区内の児童減少を受け特認校として15人学級や英語での授業、地元の柚子や鮎を活かして地域とつながる教育の実践を聞くことができました。高知県の「パーキング・パーミット制度」は、障がいのある方や妊産婦、けが等で移動が困難な方に利用証を交付。掲示により障がい者等用駐車場に駐車でき、すでに42府県で相互利用されています。
これらの取り組みに共通して住民の自治意識や参加度の高さが感じられました。市民参加や、まちの課題を自分ごととしてとらえることが大切です。色々な機会をとらえて今回の学びを共有し、今後の活動に活かしていきます。

代理人 佐々木 ゆりか(北広島市議会議員)

5月13日、重田英紀上勝町副町長と