オスプレイいらない! 抗議のスタンディング

陸上自衛隊所属の輸送機V22オスプレイによる人員輸送と離着陸の訓練が、8月21日から23日、丘珠駐屯地、帯広駐屯地、旭川駐屯地で行われることが8月10日の新聞報道で明らかになりました。オスプレイはこの間何度も事故を起こし、最近では23年11月に米軍所属のCV22オスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落し乗員8人全員が死亡。安全性が確立されておらず、危険なオスプレイの訓練中止を求め他団体とともに要請行動を行いました。

今回のオスプレイ訓練について、札幌市長は防衛局長に対し8月9日、緊急要請書を提出。しかし「中止」ではなく「安全の徹底など配慮を求める」ものであり、私たちは驚愕し失望しました。丘珠空港は都心からわずか6.kmに位置し、民間航空機が飛ぶ自衛隊との共用空港です。道路1本をはさんで病院や学校、介護施設などが立ち並んでいます。市民の命を守るため、8月19日、3団体とともに、札幌市長に対し、訓練の即時中止を北海道や防衛省に要請することを求める要望書を、北海道防衛局長あてにはオスプレイ訓練の即時中止を強く求める要望書を提出しました。また、8月22日には、空港周辺のみならず様々な地域から16名のメンバーが集結し丘珠駐屯地前で抗議のスタンディングを実施。初めて参加したメンバーからは、「住宅街の上をオスプレイが飛ぶなんてとても不安!これからも抗議の声を上げ続けたい」との声がありました。今後も、住民の安全を第一に考え、オスプレイ訓練の中止を求めていきます。

丘珠周辺の環境を考える市民の会 山田 澄子

8月19日、北海道防衛局にて要望

8月22日、7:30~8:30、丘珠駐屯地前にて。各々がパネルを持ち、意思表示!