「持続可能な北海道の食と1次産業」の実現に向けて*懇談会 報告
・人口減少や少子高齢化が進む中、北海道の基幹産業である1次産業が持続可能な取り組みとなり、「安心・安全な食」をつくり、食べ続けることができる未来をともに目指すため、生活クラブ運動
グループと共生会の主催で「消費材」生産者の皆さんと意見交換を行いました。
・道内総生産の産業別構成比は、1次産業が3.9%と全国(1.0%)と比較して高く、農業産出額は1兆2,919億円(2022年)で全国の14.3%を占めています。食料自給率(カロリーベース)は223%と食のポテンシャルは高い状況です。しかし、例えば新規就農者数は、529人(2018年)から、410人(2022年)に減少しています。
生産者の皆さんに事前に伺ったアンケートによると、特に「担い手不足」「コスト高」「気候変動や環境変化」を課題と捉えていることがわかりました。当日、21人の生産者の皆さんとワークショップを行い、「跡継ぎがいない」「募集しても人が来ない」「入社してもすぐ辞めてしまう」などの深刻な人手不足、乳用牛飼養戸数が減少し大規模経営化における生乳価格の不安定さ、外国人雇用に伴う人的負担など多業種にわたる共通課題について情報共有しました。
・1次産業を魅力あるものとするため、消費者が生産現場の課題を共有し、いっしょに取り組めることなどの方策を次回以降検討していきます。
代理人 石川 さわ子(北海道議)

開会挨拶を行う片桐葉子さん(生活クラブ生協 理事長)

「課題」と「対策」をグループトーク

グループ報告

総評を述べる遠藤一彦さん(生活クラブ共生会会長)

総評を述べる代理人 石川さわ子(北海道議)

閉会挨拶を行う畑玄理さん(生活クラブ生協 専務理事)