「憲法9条・国民投票」~市民14人が本音で議論して視えたもの~
上映会を終えて
安倍首相は、憲法9条に自衛隊を明記する自民党案を秋の臨時国会に提出する意向を示し、「憲法9条『改正』」の是非を問う「国民投票」が現実味を帯びてきています。主権者として憲法9条の意義を考えるため、映画の上映会を開催しました。
この映画は、札幌、東京、神戸などの市民14人が国会議員などのプレゼンテーションを聞いたあと、2日間にわたって議論し、模擬国民投票を行ったドキュメンタリーです。当日は、映画に登場した市民の1人から議論の様子などを聞きました。「当初決めかねていましたが、議論するうちに非武装非戦の9条護持に決めました。周りの人と議論することが大事です」と話されました。上映後の意見交換会では、「改憲案を支持する考えを聞くことができた」「護憲を支持していても戦力保持の扱いに違いがあることがわかった」などの感想が出されました。
国民投票が実施される前に市民が充分に考える場が必要です。安倍首相が進める戦争する国づくりに反対していきましょう。
運営委員 奥田 恭子