ワクチントーク北海道 2019北海道集会 予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ パートⅡ

….予防接種(定期接種)の数は年々増えており、現在は1歳になるまでに13回、1歳から小学校入学までに10回の接種が「必要」とされています。さらにおたふくかぜやロタウイルスなどの定期接種が検討されています。本当に必要なのでしょうか。ワクチントーク全国事務局長の青野典子さんのお話を聞きました。

青野さんは「予防接種は、義務ではありません。『NOと言える権利』があると国も認めています。病気が流行していない日本脳炎、BCGで死亡を含む重篤な副反応が報告されており、また予防接種により、その病気にかかるという例もあります。これらの情報は公開されていますが、予防接種を受ける際に丁寧に説明されることは稀です。受ける側も、情報を得て判断する力をつけていく必要があります」と話されました。
NOと言える権利」について、行政や医師の多くはわかっていないため、受けたくない保護者がイヤな思いをしたり孤立する場合もあります。自分の子どもに必要な予防接種は何かを考えていくためには、ともに活動する市民の力が大事です。「NO」と言える社会をつくるためにこれからもワクチンの情報収集に努め発信していきます。

こども・教育プロジェクト 奥田 恭子

講師の青野典子さん(5月12日、北海道教育会館にて)