シンポジウム 参加報告 人口減少を迎える札幌市水道の無駄を考える 札幌市の無駄な公共事業-これでいいのか札幌の水道-

札幌市は、水道水が将来不足するとして、当別ダム建設を進めてきました。しかし、ダムが完成すると(2012年)、将来不足することはないと見解を変え、災害などを理由に当別ダムからの取水を強行しようとしています。取水が始まった石狩市と当別町では、水道料金が値上げとなり、市民生活に影響が及んでいます。シンポジウムでは、嶋津暉之さん(水源開発問題連絡会共同代表)は「取水を強行すると、必要もない水のため、毎年十数億円を支払うことになります。無駄なものはきっぱりやめるべき」と話されました。安藤加代子さん(当別ダム周辺の環境を考える市民連絡会)は、札幌市における当別ダム事業の問題点を指摘し、第2期浄水場などムダな公共事業計画は見直すべきと訴えられました。

ダムプロジェクト 山田 明美

12月9日、北海学園大学にて