学校や公共施設で無添加の石けん利用を

2020年度公共施設の洗浄剤調査報告

石けん利用の拡大に向け、2020年9月~11月、札幌市内の28の幼稚園・小・中・高校、98の公共施設の洗浄剤調査を生活クラブ運動グループで行いました。トイレ、手洗い場等で使用されている洗浄剤の種類、色、香り等を調査した結果を踏まえ、札幌市教育委員会に、無添加石けんの使用を学校等へ周知することを要望しました。

調査結果では、幼稚園や学校のトイレや手洗い場等73か所の固形せっけん、液体石けんの約1/4に香りがあり、合成洗剤も使用されていました。また、液体石けんの主成分は石けん素地ですが、酸化防止剤や合成色素が添加されたものでした。添加物が入っている洗浄剤や合成洗剤の使用は、人体や環境への影響が懸念されます。児童・生徒の健康を守るため、香料等が入っていない無添加の固形・液体石けんを使用するよう学校に対し周知することを強く求めました。2月26日付けの回答では、これまで7割程度の学校が無添加・無臭固形石けんを使用していますが、2020年度から各学校で石けんを調達することとなっていることから、要望を踏まえ、添加物や香りの有無に留意するよう周知するとしています。
今後も札幌市に対して、学校や公共施設での石けんの利用を求めていきます。

2月19日、札幌市教育委員会にて

香料等が入っていない無添加の固形・液体石けんの使用を要望