当別ダム、当別川定点調査報告

当別ダムは、過大な水需要予測をもとに2012年に完成し、13年から当別町や石狩市、小樽市に水道水を供給しています。25年度からは札幌市の西・手稲区と北区の一部に供給され、札幌市は毎年約20億円を石狩西部広域水道企業団に支払う予定です。
また、ダムができたことで周辺の自然環境が変化することにも目を向ける必要があります。4月22日、ダム建設により変化する川の様子を確認するための定点調査を行いました。前回の調査(18年)と比較すると、当別川のダム上流部(開運橋の下)に形成されていた中州がかなり大きくなっていることがわかりました。また川の両岸が削られていて一部は護岸工事がされています。自然の川が人間の手を加えた川になり、魚が住めない川になっていく過程だと感じました。

ダム・水問題プロジェクト 品川 千賀子

当別ふくろう湖(ダム湖)にて(4月22日)

 

開運橋から見える中州

当別ダム