「介護保険はどこに行く!?」

全国市民政治ネットワーク全国交流集会2025 in神奈川 報告
第2分科会 報告 10月18日
                          ~その人らしい暮らしを支える制度に~ 
介護保険制度がスタートし25年目となりました。現在、2027年度介護保険制度「改正」に向けて審議が行われており、高齢者が尊厳を持って自分らしく生活を送るため「介護保険制
度のいまとこれから」について、小竹雅子さん(市民福祉情報オフィス・ハスカップ主宰)にお話を伺
いました。小竹さんは「介護保険制度は『利用者本位』を掲げるが、この間、要支援1と2の利用希望の多い訪問介護や通所介護を給付からはずし、地域支援事業に移行するなど給付抑制を行ってきた。地域支援事業は給付に戻すべき。現在さらに要介護1と2を『軽度者』として、給付からはずそうとしている。また、利用者負担の増額やケアマネジメントの有料化などが審議の議題となっている。改正の内容が決まる前に問題点を声に出していこう」等と話されました。
生活クラブ運動グループは27年度介護保険制度「改正」に向け、地域連絡会連名で、北海道議会と札幌市議会に対し国に意見書を提出するよう緊急要望を行いました。住み慣れた地域で安心して暮らすことができる社会の実現に向け、ともに声をあげていきましょう。

運営委員 佐藤 典子

講師の小竹雅子さん