千歳ラピダス半導体工場の問題を考える

ラピダスバスツアー 参加報告 9月26日

…巨額の税金が投入されるラピダス半導体工場(以下、ラピダス)の建設が進められています。最先端の半導体開発等を目指すとしていますが、莫大な電力と水を使用し、工場から排出される有機フッ素化合物(PFAS)などによる周辺自治体住民の健康や生態系への影響が懸念されます。工場群やその周辺の美々川・ウトナイ湖の自然環境保護地区の見学会(他団体主催)に参加し問題点を共有しました。

…ラピダスでは、今後量産に入った際には2万4,000t/日を安平川から工業用水として取水し、使用後は千歳川へ放流する計画です。しかし、ラピダスと北海道との水利用に関する協定書の全文が公開されていないことは問題です。下流には美々川・ウトナイ湖があり、また、江別市など水道水等の水源としても利用されており、排水に含まれる物質(PFAS等)に関する安全管理や情報開示の徹底が不可欠です。また、26年3月、苫小牧市が示した美々川上流部の開発の規制緩和方針案は、市民や団体から強い反対意見を受け、8月下旬に撤回されました。しかし、事前購入済みの土地に盛り土を行うなど行政指導の強制力がない範囲で作業が進められており「皆で関心を持ち続け、変化を注視してほしい」など、現地からの切実な声がありました。
…ラピダス問題は、北海道全体の課題です。道民の命と豊かな自然環境を守り次代につなぐため、ともに声を上げていきましょう。

運営委員 佐藤 典子

塀に囲まれた建設中のラピダス半導体工場(車窓から)