障がいがあっても 地域で学び、働き、暮らすために

 知的障がいがある子どもたちの高等養護学校卒業後の進路は、主に一般就労、福祉的就労等であり、学びの場はほとんどないのが現状です。子どもたちが将来自立した豊かな生活を営むため、「学びの作業所」として障害者自立支援法の自立訓練(生活訓練)事業を行っている「チャレンジキャンパス さっぽろ」を視察しました。

「チャレンジキャンパス さっぽろ」は、「知的障がいがある子どもが、社会参加をしていく準備をゆっくり学ぶ場が必要」という親の思いから2011年4月に開設された通所施設です。施設長の岡山英次さんは「子どもたちを主権者として育てることが大事。自閉症の人は自分から何かしたいということがないと言われているが、そんなことはない。本人が考え、決めたことを実際に体験することで、自己肯定感が育ち、自分の考えを話すことができるようになる」と話されました。高等養護学校を卒業し、就職しても3割の子どもが対人関係や孤独感から辞めているそうです。また、こうした社会教育を行っている作業所は全国で約30カ所、道内ではここ1カ所しかありません。障がいがあっても自分らしく、安心して学び、働き、暮らすことができる社会の実現に向け、学びの場が必要であり、今後も当事者とともに活動をすすめていきます。

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子どもたちが自炊の訓練として、材料の買い出しと焼きそばを作っていました。(1月27日、教育プロジェクトで視察)