北海道の食卓と環境を守ろう

止めよう!ゲノム編集食品 札幌緊急講演会 報告 

日本で初めてのゲノム編集食品「高GABAトマト」の販売が始まりました。GABA(γ-アミノ酪酸)は血圧を下げると言われているものの、トマトの遺伝子をゲノム編集技術で破壊することによる新たな毒性やアレルゲン、がん誘発物質の発生が危惧されています。生命や環境を守るため、国はゲノム編集の安全性審査や表示の義務付けなどを行うべきです。

講師の河田昌東さん(遺伝子組み換え食品を考える中部の会代表)は、ゲノム編集の技術的問題として、意図しない遺伝子を破壊してしまうオフターゲットや抗生物質耐性遺伝子の除去などを挙げました。また、厚生労働省はゲノム編集食品については開発者による任意の届け出制とした一方、「高GABAトマト」の開発者であるサナテックシード社と非公開の「事前相談会」で協議しており、開発者のデータや検討内容の情報を公開すべきことを指摘しました。サナテックシード社は「高GABAトマト」の販売に先立ち、苗を4,000名に無償配布し、今後、小学校や障がい者施設への配付も予定しているとのことです。また、栽培が拡がると、その苗の花粉との自然交配が起こる懸念があり、有機農家はこれまでのトマトの栽培を中止せざるを得ない状況に追い込まれていると話されました。ゲノム編集マダイ、ゲノム編集トラフグも相次いで届け出受理されています。
安全性や環境への影響が確認されていない危険なゲノム編集食品の生産・流通・販売の中止を求める等ともに活動していきましょう。

講演会は、北海道食といのちの会主催で、旭川、余市でも開催され、ゲノム編集食品の問題点を広く共有し、北海道の食を守っていこうと呼びかけがありました。

 

講師の河田 昌東(かわた まさはる)さん。(12月7日、札幌エルプラザにて)