数十年前にはなかった遺伝子組み換え食品が加工品や飼料となり、形を変えて私たちの食卓に上がっています。また、ゲノム編集食品は、国においては、安全性について実質的な議論もされておらず、表示義務も課されないまま流通が始まろうとしています。今、改めて食の安全について考えるため、生活クラブ運動グループで学習会を開催しました。

2019年10月に行われたジル=エリック・セラリーニ教授(フランス カーン大学)の講演会に参加した富塚とも子さん(食プロジェクト)から、ラウンドアップ、GMOの危険性について報告がありました。セラリーニ教授は、除草剤ラウンドアップの主成分であるグリホサートよりも添加物の毒性がより強いことを実験で確認しました。また、2年間GMO食品をラットに摂取させた実験では、腫瘍の多発が確認されました。改めて農薬とGMOの危険性を共有しました。
泉屋めぐみさん(生活クラブ理事)からは、「何を食べたらいいの?それは生活クラブでしょ」と題し、非GM食品で消費材づくりを20年以上続けてきた取り組みについて報告がありました。生活クラブの取り組みは台所からの実践と言えます。
「GMOは食卓にいらない!」の声をこれからも様々な方法であげていきましょう。

7月16日、札幌エルプラザにて