2018シャボン玉フォーラムin北海道 5月12日~13日
第4分科会報告 5月13日 クリスチャンセンター

「大地が育むいのちと水~未来をつくるのは私たち~」をテーマに「シャボン玉フォーラム」が開催されました。基調講演では、「大地が育むいのちと水 ~霧多布湿原から~」と題し三膳時子さん(NPO法人霧多布ナショナルトラスト)が豊かな水環境を残していく運動について話されました。また、小野有五さん(北海道大学大学院名誉教授)は、「北海道の自然を残すために」と題し自然破壊を止めるための運動の原点について話されました。

「子どもの未来を考える市民の会」(生活クラブ運動グループで構成)が主催した第4分科会では、柔軟仕上げ剤等の香料によって頭痛やめまいなどの健康被害が急増していることから、被害の実態を報告するとともに、香料自粛や国・自治体への働きかけについて問題提起しました。講師の神聡子さん(環境アレルギーアドバイザー)は、柔軟仕上げ剤等に含まれる香料の危険性や除菌、消臭の行き過ぎを指摘しました。玉田さん(子どもの健康と学びを守る会)は、化学物質過敏症のため、周囲の理解を得ながら生活していくことの困難さを訴えました。原田さん(同会)が、自宅で行っている子育てサロンは、合成洗剤を使っていない方を対象にしており、化学物質過敏症の親子が安心して過ごせる居場所になっています。生活クラブは香料自粛を呼びかける独自のポスターによる啓発活動を報告しました。
市民ネットワークは、札幌・石狩・北広島・江別の各自治体に香料自粛の啓発ポスター作成・掲示に向け、市民団体や地域連絡会等とともに働きかけた活動などについて報告しました。しかし、香料公害の根本的な問題解決には、柔軟仕上げ剤等を「家庭用品品質表示法」の対象とすることや被害の相談窓口の設置等が急務です。

5月12日の全体会では、かでる2.7で掲示を行い   ました。

「香りのエチケット」紙芝居

市民の要望などにより自治体が作成したポスターなどを掲示しました。

香料自粛の啓発ポスター作製・掲示に向けた各自治体への働きかけについて報告しました。(5月13日クリスチャンセンターにて)

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