沖縄スタディツアー報告 12月21日
....沖縄の辺野古新基地建設や戦争跡地などを視察し、沖縄がおかれている現状や問題について考え、各自治体の平和政策などに活かすこと、また、沖縄戦において犠牲となった方々の慰霊を行うとともに、あらためて平和を祈念することを目的に沖縄スタディツアーを企画し、学習してきました。
...沖縄戦では20万人以上が命を落とし、多くの遺骨の行方が分かっていません。
...市街地開発工事のたびに遺骨が見つかる一方、中断することなく工事が進められる状況に心を痛めた具志堅隆松さんは国や県、那覇市に遺骨収集をすすめるよう働きかける一方、自らもボランティアとして長年収集を続け、市民参加型遺骨収集や緊急雇用創出事業による収集にも関わってきました。
...辺野古新基地建設工事に南部地域の土砂が使われる計画が持ちあがり、全国的に反対運動が拡がりました。今のところ使用には至っていませんが、国は計画を修正していません。
...具志堅さんの内にあるものは観念的な慰霊ではなく、手を動かし死者に近づくことによる行動的慰霊。それは「人間の尊厳を守り、家族のもとへ帰したい」「新たな戦死者を出さない」という強い思いから生まれているものだと感じました。
...人間の尊厳を守るため、戦争につながりかねないあらゆる動きに反対し、声をあげていきます。