苫小牧GMナタネ自生調査 報告 6月22日
国際拠点港湾である苫小牧港ではナタネは陸揚げされていませんが、飼料用トウモロコシなどに混入した遺伝子組み換え(以下、GM)ナタネの自生が農水省の調査で報告されており、交雑が懸念されることから、今年も食プロジェクトでGMナタネ自生調査を実施しました。
市民ネットワークは2013年から苫小牧港においてGMナタネ自生調査を行っています。今回の簡易検査では2検体中1検体が除草剤バスタに耐性をもつ(LL耐性)陽性反応を示し、初めてGMナタネを確認しました。現地ではナタネやカラシナの花が終わりを迎えつつある状況で、GMナタネが風媒や虫媒によって交雑し汚染が広がることが懸念されます。全国各地で行われている市民による調査を受けて7月12日に開催された「2025年GMナタネ自生調査報告会」(主催:遺伝子組み換え食品いらないキャンペーン)で各地の状況を共有しました。
今後は国や道と情報共有するとともに、引き続き、GMナタネによる汚染を食い止めるための対策を求めていきます。

6月22日、苫小牧港付近にて